↑こちらは私の作品
女性からも支持されるエロが描きたい・エロい作品を作りたいと思う人必見の記事です。
ここでは女性向けアダルトには触れずに全年齢OKなエロについて書きます。
しかもかなり私の主観です。エロ絵作家として同性からの反応などを見ての経験を交えて書いています。
何故こんな記事を書こうと思ったのかというと、「女性が嫌な気持ちにならないエロい作品を作りたい」という声を男性から聞くことが多いからです。
なので、女性に好かれるエロとは?を考えるきっかけになりました。
1.女性が好むエロとは?
2.女性に嫌われるエロとは?
1.女性が好むエロとは?
女性も女性のヌード写真集を持っていたりします。
種類は大きく分けて2つです。
1.裸が服と同じファッションの1パターンになっているもの
2.裸が写真や文章や絵と同じ自己表現のツールとして用いられているのもの
1.のような作品の代表として、「ちんかめ」をご存知でしょうか?90年代末に流行した、おしゃれでライトなエロ写真を集めた写真集です。
とにかく明るくてポップなイメージで暗さがないので、エロ=悪いこと恥ずかしいこと という気持ちにならずにサラッと読める親しみやすい本です。
1.はちんかめのように、人にも見せられるというところがポイントです。
2.は、裸を表現の道具として使っていることが伝わってくる作品のことです。
女性は自分自身を鏡で写せば女体を見ることがいつでもできます。なのでマジマジと女の体を見るために所持するというより、自分が楽しむためのもの、としての所持している場合が多いです。
つまり1.と2.いずれの場合もエロに芸術性を求めています。
それと対極にあるのが実用的なエロでしょうか。
もちろん男性向けのエロ動画を見たりエロ本を所有している女性も存在します。
これらはどちらかといえば消費されるもので、性欲を満たすために見られるものです。
つまり替えが効くし飽きるのも早く、所有のサイクルが早いです。
エロゲとかエロマンガ、エロい小説や映画になってくるとストーリーやキャラに思い入れができて性欲を満たしかつ大切に所持するものになるのですが…
つまり女性が好むエロには
1.所有していたいエロ
2.性欲を満たすためのエロ
と2種類あるのが分かります。
目指すなら、所有したいエロですね。
所有したいエロを目指すにはどうすればいいか…
「かっこいい」「素敵」「おしゃれ」
という要素を入れるといいですね。
女の子が好きなのってこんな感じ??と、適当にやるのではなく、自分が本当に心からグッとくる「かっこいい」「かわいい」「おしゃれ」などを、ヌードなどエロいと思われるモチーフを使って表現しましょう。
女性(というか人)が嫌悪感を抱く場合、モチーフより表現に対しての場合が多いと思います。
別に使わなくてもいいけどなんとなくエロいものを使ってみましたとか、エロいものを使った方が目立てるので恥ずかしいけど頑張りました、などという表現になってしまうと、エロへの冒涜と捉えられ、嫌がられてしまいます。エロいものへの愛が溢れる表現を目指しましょう。
2.女性に嫌われるエロとは?
表現はどうしても賛否両論になってしまうので仕方ないことだとは思うのですが、女性から嫌われてしまうエロ表現というのはやはり前述したように、表現する人の「かっこいい」などと言った熱い思いが抜け落ちているものだと思います。
女の裸さえ使ってればみんな喜ぶと思ってるの?あなたは裸の特にどういうところが好きなんだよ!?
と、思わず言いたくなるようなものです。
とても抽象的なことばかり書いてきて申し訳ないのですが、エロが好き!っていう気持ちがないなら無理して描かなくていいと思うんです。
性暴力の表現がある漫画や映画だって、その描写が演出としてちゃんと必要なら評価されたりファンがついたりしています。
嫌われないように守りに入るのはもったいないのですが、エロいモチーフってさほど好きでもないなら扱わなくてもいいものだと思います。
モチーフとしてではなく、全くエロくないものをエロく描く方向もあるし…既存のエロの概念に捉われすぎると苦しくなってくると思います。
私は小さい頃から女性のヌードばかり描いていて、学校で陰口叩かれたり、思春期の頃には男の子をフリーズさせてしまったこともあります。
こんな絵ばかり描いてまともじゃない悪い子なんだ…と本気で自分が嫌になっていたときもあります。
でもやめられなかった。
届く人には届くものです。
「君の描く女はもはや女を超えた何かになってるね」
との御言葉を頂いたことがあります。うれしいですね。
男性から、使用できる!とのお墨付きを頂いたこともあるし、女性から、男受け要素が全然なくて美しい!と言われたこともあり、両方嬉しいです。
まとめ
人に嫌われることを過度に恐れずに、エロが好きなら我が道を行きましょう。自分がワクワクすることを追求していると、必ず届く人には届きます。でも適当にやったらバレます。自分の気持ちを大切に!