和柄全身タイツ
こちらは私がデザインした柄の「全身タイツ」です!

ひょんな事から全身タイツ愛好の「東京ゼンタイクラブ」さんとお近づきになり、タイツのデザイン、そして全身タイツにペイントするパフォーマンスまでさせて頂けることになった経緯と、全身タイツの魅力について書いていきます。

1.出会いはフェチイベントで!
2.私らしい和柄とは
3.ライヴペイント
4.デザインフェスタ当日

1.出会いはフェチイベントで!


ストリップ観覧や、フェチイベントに繰り出すのにハマり出した頃、
→東京オススメストリップ劇場
「メタモルフォーゼ」というイベントのチラシが目に入りました。

チラシには、着ぐるみや全身タイツ、ラバー(ゴム製の全身タイツ。GANTZスーツみたいでめちゃくちゃカッコいい)、女装男装、人体改造など、「変身」をテーマにしたショーや体感型のイベントを開催します、とありました。

フェチ心をくすぐられて、迷わず参加を即決。

当時はエロい絵もモジモジしながら描いていたし、自分のフェチもこれだ!というのが分からなかったので、普通の服装で参加しました。(今後は皮革製品とか、露出高めとか、フェチな格好でも参加したいな〜)

自分の一番のフェチは何かを探す旅でもありました。

またも普通すぎる上に挙動不審で浮いてしまったのか、東京ゼンタイクラブの方に親切に声を掛けて頂きます。

お陰様でリラックスしてイベントを楽しむことができました。

全身バキュームという体を布団圧縮袋に入れたときのように真空パック状態にするブースや、野獣娘をイメージしたSMショー、着ぐるみ2人の愛撫動画(←これが一番ギャップがあって衝撃でした)を見て、とても刺激を受け、最後の対談式インタビューで、フェチフェス主宰者の佐藤サドさんの姿を初めて拝見しました。

優しい話し方と腰の低い姿勢に、なんて素敵な方とイベントなのだろう フェチフェスに物販を出すのを夢にするぞ!と思ったのでした。

親切にして下さった全身タイツの方は、お話しする中で、なんと東京ゼンタイクラブの会長さんだと分かりました。

そして私も絵描きで、フェチ探しの旅をしていて、今日はとても楽しかったです!という話をします。

刺激的なイベントに参加できただけでも収穫なのに、素敵な方々ともお話できたので、本当に充実した日でした。

2.私らしい和柄とは


フェチフェスにお客さんとして参加したりしていくうちに、存在感0の私でも覚えて頂けたようで、東京ゼンタイクラブの会長さんから、「全身タイツの柄をデザインしてもらえませんか?」という夢のようなお話を頂きます。

なんでも、和風の柄で、ゼンタイクラブオリジナルの柄をご希望とのこと。

テキスタイルのデザインはした事がないので、何cm×何cmくらいだと柄が映えるか、現物を見せて頂くことに。

そしてなんと、着させて頂けることに!
全身タイツ写真
全身タイツ写真
私です…

こちらは既存の和柄なので、オリジナルを作りたいということなんです。

着てみた感想は…

ホッとする

でした。

柔らかい温かな膜に包まれている感じです。

肌と肌が触れ合うのは苦手だけど、タイツ越しなら大丈夫という方もいらっしゃるとか。

なんだか守られているような、自分という存在が覆われて人から見えなくなっているような、不思議な安心感を感じました。
顔まで隠して匿名性が高くなるのも魅力の1つかもしれません。
神経が皮膚感覚に集中するけれど、肌を無防備に晒していないので、触られても強すぎない優しい刺激を感じ、癖になるのが理解できました。

はたから見ているととてもファッショナブルで、素敵な衣装だと思っていた全身タイツですが、着てみると想像もしていなかった心地良さがありました。

初の体験を胸に、改めて和柄について考えました。

とにかく資料を集めます。

ヴィンテージ、モダン、ちりめん、千代紙、子供用着物、花魁、入墨、浮世絵、スカジャン…

思いついたワードで検索しました。

和柄ばかり見ていると色の洪水です。

私が好きなのは蝶柄、市松模様、矢絣などですが、これらを私が再現しても、ありきたりなのではないか?と思いました。

私が得意で好きなもの それは「人」だ!

私らしい和柄は「人の柄」とようやく閃いて、制作が始まりました。

人は味を出すために、木の板に白ペンキを塗って、そこにモノトーン調に筆で描いていきます。

老若男女、色んな職業、見た目の人と日の丸を沢山を描きました。
菅原千明和柄

3.ライヴペイント


柄の話と並行して、光栄なことに「デザインフェスタで、全身タイツにライヴペイントをしませんか?」というお話も頂きました。

デザインフェスタとは、ビックサイトで行われる大きなアートフェスです。
所狭しとプロアマ問わず沢山のアーティストがブースを出展し、絵画や雑貨などの作品を展示したり売っていて、ライヴペイントのようなパフォーマンスも行われています。

東京ゼンタイクラブのブースで、真っ白な全身タイツを男性モデルさんに着てもらって2日間かけて何か絵を描く、という事になりました。
前回は女性モデルさんに白い全身タイツを着てもらって、男性の作家さんが絵を描く、というパフォーマンスをなさったそうなので、今回は逆パターンだそうです。

人に絵を描く…!何という私好みの企画…!

早速浮かんだのが、「男体を女体に」です。

1日目に男性モデルさんの体に女体の絵を描いて、
2日目にはその上に何か描こう…裸に描くといったら刺青か?
という感じで、和柄に比べたらやることがするすると決まりました。

4.デザインフェスタ当日


当日は和柄がプリントされて出来たタイツを初めて見ました。
和柄ゼンタイ
かわいい!かっこいい!と叫びました!

こちらから購入できます!
→http://www.zentai.tokyo/shop.html

いよいよライヴペイントです。

タイツの素材は画材が乗りにくかったのですが、コピックなど油性系の物を総動員して形になりました。

モデルさん、本当に大変だったと思います…!
お疲れ様でした。

1日目
ライヴペイント

2日目
ライヴペイントライヴペイントライヴペイントライヴペイント

なかなか評判が良くてデレデレでした笑

まとめ
全身タイツの世界、いかがでしたか?好きな世界をウロウロしていると、こんな良いことが舞い込んでくるよ!という参考にもなったでしょうか。
お仕事の幅も視野も広げて下さって、東京ゼンタイクラブの皆様には大感謝しております。
東京ゼンタイクラブ

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イラストレーターtigerfly

自身を解放できる「エロ絵」を研究している。
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