こんがらがる炎
この記事を読んで下さってる方は、何故絵を描くのが嫌になってしまったのでしょうか。

理由がハッキリしている場合もあれば、理由がない場合もありますよね。

私もそんな時がありました。

自由に絵が描けなくなったとき、してはいけない2つのこと

絵のモチベーション維持に最も大切なもの
絵が嫌になった理由と対策を考えて見ました。

1.描いた絵を人に見せるのが嫌
2.絵を描くのが嫌(批判されるのが嫌)
3.絵を描くのが嫌(仕事や課題になると嫌)
4.絵が描きたいのに描けない

1.描いた絵を人に見せるのが嫌


まずは人に見せるのが嫌、という場合。
描きたい物があるのに、実際描いてもいるのに、しまい込んでしまっているのでしょうか。

ならもう解決策はたった1つです。

誰にも見せなくてもいい!

…どうでしたか?

こんなの解決策ではないと感じたでしょうか。

では、絵を始めた最初の頃から人に見せるのが嫌になったりしていましたか?

恥ずかしさはあっても、初心者だった頃の方が、人に見てもらいたい気持ちは大きかったのではないでしょうか。

人に見せなくたって絵は描けるのに、見せたい!と思ったのは、何故でしょう。

作品が完成したり、アイディアが浮かんできたら、発表したいと思うのは当然のことです。

その理由は、2つあると思います。
1つは絵を良くしたいから
2つ目は承認欲求を満たしたいから

ずっと一人で描いていたら、アドバイザーも観客も自分しかいないことになるので、誰かから客観的なアドバイスがほしい、誰かに見てもらうことがモチベーションになる、と思うのは自然なことです。

そこで褒められたり良い反応をもらえたらしたら、承認欲求も満たされます。

好きなことをして、一石二鳥なわけです。

しかし時にはガッカリするようなアドバイスや反応しかもらえないこともあるでしょう。

そうすると、承認欲求の方は満たされなくて、もう人には見せたくないという気持ちになることもあると思います。

そういうことが繰り返されたら…

はじめは承認欲求を満たす為に描いていたわけではないのに、あまりにそれが満たされないと、こんな思いをしてまで作品を作る必要性はあるのか?と考えてしまうと思います。

でも、だからこそ初心にかえって、「絵を良くするために人の話を聞きたがっていたはず」と思い出せると、心が楽になると思います。

つまり描いた絵を人に見せたくないという心理状態に陥ることは、絵を描いていたら遅かれ早かれ誰しも通る可能性があった関門というわけです。

人に見せても承認欲求が満たされず、落ち込むことがあっても、そちらは本来の一番の目的ではないのだから。自分の絵にプラスになる発見をたった1つでもできたら、それでいいんです。むしろ大成功!

私はこう考えることによって、辛辣な意見に自信を失くしたり反発したりしつつも、以前よりは感謝したり前向きな気持ちが生まれてくるようになり、精神的に楽になりました。

でもどうしても見せたくない場合は、上述したように、しばらく見せなくてもいいと思います。

もっと腕を上げたいと思うと、自然とまた人に見せたくなります。

2.絵を描くのが嫌(批判されるのが嫌)


この理由で絵を描くのが嫌になっているなら、解決策はシンプルです。

批判される場に持っていかなければいいんです。
つまり、一人でこっそり描くとか、批判的なことはされない場でだけ見せればいいんです。

これも解決策になっていないと感じられたでしょうか。

ただ、忘れないで欲しいのは、有名な人、注目を浴びる人ほど、批判を受けた経験がある、ということです。
ピカソ、ダヴィンチ、ゴッホ、マネ、私の好きなクリムト…
伝記を読むと、みんな順風満帆ではなかったのが分かります。

つまり、あなたが批判を受けた経験があって、そのせいで絵を描くのが嫌になってしまったとしても、批判を受けることができたことそのものが大きな一歩なんです。
なので、全く厳しいことを言われたことがない初心者の中の初心者ではなくなったのだと自覚してみてください。
むしろ歴代の偉人に一歩近づいたと思っていいくらいです。

せっかくレベルが上がったのだから、しばらく自主練だと思って一人で描いていてもいいと思うんです。
それか批判されなそうな場所、あまり辛辣なことを言わない友人の集まりなどにだけ持って行ったり。

自分の世界にこもっていていいなら描ける、もしくは優しい言葉で厳しいことを言われるのなら大丈夫だ、ということなら、絵を描くことそのものが嫌になっているわけではないので、自分に優しい方法で、一旦批判的なものから距離を置いて下さい。

3.絵を描くのが嫌(仕事や課題になると嫌)


自分の好きなように描いてもいい時は描けるのに、仕事や課題など、義務や責任ができた時には嫌になってしまう…
もしくは描きたくもない絵を強要されるが、仕方なく描いている。
そんな場合の解決策もシンプルです。

描きたい絵だけを描く

でも課題があるし、仕事もしなきゃいけないし、苦手なものも描かなければいけないし…そんなのは無理だと思うでしょうか?

描きたくない絵をいやいや描くと、見る人に伝わります。
プレッシャーを感じて萎縮して描いても見る人に伝わります。

アーティストのライヴを想像して下さい。
いやいやパフォーマンスしていたら、お客さんに伝わってしまうと思いませんか?

第三者であるお客さんはなんの関係もないのに、とばっちりで嫌な気持ちを味わうことになるんです。

確かに仕事や課題って、どんなに好みの内容がきても、やりたくない部分は必ずあるものです。

でもあなたは、絵に自信があったり、好きだったり、絵に関わりたいから義務の発生するものに手をつけているんです。
“絵の”仕事だったら楽しそう、“絵の”課題だったらこなせそう、という具合に。

だったら、やりたくない部分も、“絵の”やりたくないことだったら他のやりたくないことよりやれそう、と、暗示でもいいから言い聞かせて下さい。

絵に携わることを選んだあなたならきっとできます。
そうしたら、描きたくないと思っていた絵を進めるのも、何か他のことをするよりは簡単に思えて、もっと苦手なことをするよりこの絵を描きたい!という気になるはずです。

でももしどうしても課題や仕事で絵を描くのが嫌でしょうがない場合は、お休みして、本当に絵の道に進むのがいいのか、じっくり考えた方がいいかもしれないですね。

4.絵が描きたいのに描けない


この理由が一番深刻です。
・他のことをするより絵が描きたいのに、描こうとしても描けない
・インスピレーションが湧くのに、靄がかかって分からなくなる
・描く前に、どうせ形にしてもつまらない物が出来上がると思ってしまう
これらに当てはまったら危険です。しかもハッキリとした理由が分からないのに、何故か手が動かないのですから、解決策が見えてきません。

もしこういう症状に悩まされていたら、とにかく罪悪感を持たずに休んで、嫌だと思うあらゆるものから距離を置き、好きなこと(好きだったこと)や、やってみたいこと(やってみたかったこと)だけして下さい。私がそうでした。そして、これらをしたら少〜しずつ治りました。なんとかしようと決意してから2年くらいはかかったかな…

おそらく自分を否定し、自分でないものになろうとしすぎたんですね…
私や私の絵に否定的な人と距離を置き、否定的な恋人と別れ、美術界のことを無理に知ったり好かれようとするのをやめ、親の理想からも離れました。

上記を読んで当てはまると感じた方は、時間がかかっても少しずつ自分を取り戻して下さい。生ける屍みたいになってしまいます。
私のやったことが参考になれば幸いです。

まとめ


絵と自分の関係には波があると思うんです。大好きな恋人とも四六時中べったりではなくて、離れて一人の時間が必要だったり、好きだからこそエゴイスティックになって喧嘩してしまったり。私も好きで描いているはずなのに絵を描くのが嫌になることもあります。恋人との関係みたいに気分転換やインプット、色んな分野を充実させて、思い詰めずに描き続けられたらいいですよね。

プロフィール
イラストレーターで3児の母で夫は女装家 菅原千明


自身を解放できる「エロ絵」を研究している。子供は3人。夫は女装家。
菅原千明とはこんな人
絵一覧⇒https://www.chiakisugawara.com/
グッズ一覧⇒https://tigerfly.thebase.in/

 

ご依頼など

https://tanomuno.com/profile/39009
おすすめの記事