人物の色は実は〇〇色で塗る?!

化粧をしている人

肌色と聞くとどんな色を連想しますか?少しピンクがかった明るいベージュ?
薄いオレンジ?ファンデーションの色?

こちらの絵の肌の色をご覧下さい。

黄色い人物画足の一部を拡大します。
肌色というより茶封筒みたいな色ですね。

黄色い人物画のアップ

次はこちら

青い人物画もはや人の肌の色ではないですね。

この様に、肌色は周りの空気の影響を受けています。
つまり、
何色で塗ってもOKということです!

 

肌色は七色に変化するもの!


晴れの日は白っぽい水色
曇りの日は白っぽい灰色
夜は紫
夕焼けはオレンジ
春は桜色と空色
秋は茶色…

ライヴ会場やクラブなんかには沢山のビビットカラーがありますね!
赤、紫、緑、黄色、青など、派手な色を使った方がそれらしさが出ます。

ただし注意点があって、例えば肌色をネオンを浴びた様な緑色にしたのに、髪や服に全く変化がないと、ただの爬虫類人間に見えてしまいます。

髪や服も肌色ほどではないけど、周りの色の影響をうけています。

この周りの色の影響を、「反射」と言います。
反射というと、鏡やガラスの様な透明だったり光を強く跳ね返す物を思い浮かべてしまいますが、人体も、それ以外の物も結構色を反射しています。

オススメなのは、
1.背景の場所や時間を決めて、それらしい色を塗ってしまう
2.それから背景と同じ色か少し薄くした色を人物や物にもムラのある感じで塗る
3.それから人物や物の本来の色を馴染ませながら塗っていく
というやり方です。背景の空気感と人物や物がしっかり馴染んだ絵になります。

また、強い反射の色は輪郭線のギリギリ外側か、輪郭線の上そのものに乗せて使うと、とても明るい色が反射しているように見えます。
逆光の時なんかに使うと映えます。

絵を描くことは光と影をいかに捉えるかが重要なのですが(勿論ほかの要素もあります)今回の肌の色に限らず、どんなものでも「固有色」に捉らわれないことが大切です

固有色とは本来その物が持っている色のことです。
リンゴや消防車なら赤、バナナやヒヨコなら黄色、という具合です。

しかしリンゴの赤と消防車の赤は違うし、バナナとヒヨコの黄色も違いますよね。

固有色に先入観を持たず、周りの雰囲気、状況も考えて塗ってみて下さい。

あなたの中の肌色の幅が広がることを願っています。

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tigerfly
イラストレーターtigerfly

自身を解放できる「エロ絵」を研究している。
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