浮世絵はご存知ですよね!
日本を代表する江戸時代に広まった版画です。1枚1枚手描きのものと違って、版画による大量生産が出来たので、民衆も気軽に持つことができたんですね。
現代でも18歳以上の方しか入場できない展示になっています。
前置きはこのくらいにして、春画の魅力について分析して制作に生かしていきましょう!
春画の特徴や不思議
1.全裸は意外と少ない
2.局部がしっかり描かれている
3.どんなシチュエーションか分からない物もある
1.全裸は意外と少ない
春画は全裸の絵って少ないですよね。
全裸が少ないということは、衣服などで演出がしっかりと施されているということです。
着物の模様と相成って美しい画面を構成していると思います。
線と色だけのフラットな画面だからこそ細かい装飾や構成がいかに大切かが分かりますね。
呉服屋とコラボしていたと聞いたこともあります!
現代ではなかなかアダルトコンテンツとアパレルがコラボすることなんて無いですよね。
洋服屋さんとコラボしたエロい絵を描きたい…!
全裸意外の要素を使ってエロい画面を作っています。
足が絡まっているところや、
切なげな表情や、
乱れた着物や帯や、
全裸でなくてもエロい要素が沢山です。
2.局部がしっかり描かれている
局部がすごくしっかり描かれているものが多いですよね。服の上から匂わせる表現とか、小物で隠すとか、そんな演出があまりないと思います。
私は真っ向から局部を描いたことが意外にもまだないので、どのくらい描写すれば絵的になじむものなのか、まだ実験していませんが…
春画のすごいところはやはり画面構成で、局部にだけ目がいかないということです。
装飾の一部のように緻密に描かれていて、そこだけ変に悪目立ちしない。
局部だけ目立たせたいなら、局部のクローズアップを描いたらいいということになります。※そういう春画もあります。
流れるような足、細かい髪の毛、感情のこもった表情、美しい着物、背景、全てと合わさってエロの表現をしています。
現代では局部は隠して(消して)描かないといけないため、このような演出は難しいですね…
取り入れられる要素としては、局部周りに緻密なものを持ってくる、といったところでしょうか。
3.どんなシチュエーションか分からない物もある
春画の面白いところは、エロいことをしているのは間違いないのですが、「今何が起こってるの?!」と思うようなよく分からないシチュエーションのものも存在しているところです。
妖怪や獣など人外のものと交わっていたり…
謎の第三者がいたり、複数人いたり…
解説などを読むとなるほどと思うことが多いですが、何も分からないまま空想を掻き立てられるところも魅力ですね。
エロい大人のおとぎ話としてシュールで可愛いけどエロい場面を自分で作って描いたら楽しそうです。
まとめ
美しい線、鮮やかな色、大胆な構図、そしてエロ。素敵要素がぎゅっと詰まった春画はお手本の宝庫ですね!