画家に最も必要なの能力は画力ですが、画家として生計を立てていくには他の能力も必要です。
私が、もっとあったらな…と切望している能力について書いていきます。
1.セルフブランディング能力
2.コミュ力
3.交渉力
4.マーケティング能力
5.教える技術力
1.セルフブランディング力
まさにこれ…!これが1番欲しいいい!!
セルフブランディングとは…ウィキペディアなどからの情報をまとめますと「個人が組織に属さず自らの力で自らメディア化しプロモーションすること」だそうです。
プロモーションとは?購買意欲を喚起させるという意味のマーケティング用語みたいです。
つまりセルフブランディング力とは…自分が自分を商品や媒体として売り込んでいく力のことですね。類語でセルフプロデュースとかとも言うみたいですね。私はこっちの方がよく聞きます。でもウィキペディアに載って無かったから自信持って書けなかったんだ…。
ギャラリーや絵画団体に所属している一握りの画家以外は基本フリーです。なので自分で自分を売り込んでいくのが基本です。
ギャラリーや絵画団体に所属すれば?と思うかもしれませんが、絵柄の合う合わないが大きいので、自分にピッタリの場所を見つけることがまず大変だと思います。
売り込むのにも、ただ漠然と走っていったらダメなんです。←私です。
的確な場所と人選とタイミング…アンテナを張り巡らせて、確実に仕事に繋げられるように常に基盤を固めておかなければいけません。
そうするには、「自分はどのような人にどのように役に立てるか」を端的な言葉で説明できるくらい自分を把握していなければならないですね。
どんな仕事でもいいです!やります!という姿勢は素晴らしいのですが、なかなか遠回りですし、大抵「あなたでなくても良い仕事」が回ってくる場合が多いです。
絵が描ける人なら誰でもいいや…ということですね。
もちろんどんな仕事でも学ぶことはあるので受ける価値もあります。しかし家庭を持ってしまったりすると、かなり仕事は選ばなければならなくなります。
たまたますごくマッチする仕事が舞い込むこともあるので、しっかりと仕事内容は聞くべきですが、あまりにも自分とかけ離れているものは思い切って弾いていく覚悟も必要です。
それが、セルフブランディングができていないと曖昧になって分からなくなってしまうんですね。
また、仕事を頼んだ下さる方も、こちらがどんな人で何をしてくれる人なのかが判断できないと、もっと分かりやすい人の方に依頼しようという気持ちになってしまいます。
自分の作風をいくつかの単語で簡単に説明できるようにしておくこと、特に好きなものに関しては描くときも誰が見てもパッと見で「この人は〇〇が得意(好き)なんだな」分かるように描くことを意識して下さい。
1番好きなものだけ描いてられないよ!と、思うのは当然です。2番目、3番目に好きなものももちろん要素として絵に入れたりしても大丈夫です。ただ、入れすぎだったり曖昧だと他の得意や好きがハッキリしている人には勝てません。
セルフブランディングができてくると、SNSなどもとてもやりやすくなると思います。
発信する内容に方向性が出てくるからです。広く浅く愛される方がかえって難しいものです。
SNSの活用法はまた別に書きます。
どうしても自分自身が分からない…という場合は、なりたい自分像から考えるといいみたいですよ。理想像を演じているうちにそれが定着してくるということです。
人間は何でも習慣になるまでが大変なようなのですが、理想像を演じることを習慣にさえしてしまえば意外と乗り切れるのかもしれません。
2.コミュ力
絵を描く人は、これに自信がない人も多いのでは…?偏見でしょうか。
誰かとお話するのはたまにで良くて、基本1人で絵描いてるのが好き!\\٩( 'ω' )و ハイッ私です。
でも…世界を広げるなら人との交流って不可欠です。
しかもまったり世間話をするのではなく、仕事をするのですから、やっぱり相手にうまく自分のことを伝え、相手の意図を組むコミュニケーション力はとてもとても大切なんですね。
何をどう伝えれば相手に分かってもらえるか、キツイ言い方にならずお互い気持ちよく仕事ができるにはどうしたらいいか、必死で考えなくてはなりません。
ファンになってくれた方に応対する力も必要です。せっかくなら作品も自分自身も好きになってほしいですよね。
3.交渉力
コミュ力との相乗効果を生む能力ですね。
金銭の話はやはりwin-winで進めたいものです。
あまりに安いと本当に心身ボロボロになってしまうし、かといってあまりに高いのも悪いし…というかじゃあいいですって思われるんじゃ…とか考えてしまいます。
なので適正なバランスを瞬時に計算して打ち出していく能力が必要です。下記に書くマーケティング力に自信があると、「これが適正だ。譲れない」と、堂々と交渉ができそうです。
こちらは私は苦手すぎて、一旦家に持ち帰ることにしています。
その場で答えは出さないようにするのはオススメです。
4.マーケティング力
こちらは大学などで専門的に学んだ方や、才能のある方には敵わないのでしょうか…?
顧客のことを分析して1番良い形で売るにはどうしたらいいかを考える能力ですね。
とにかくデータを集め、体系化して、実行、更に修正をしていく地道な作業になります。
データを集める時点で大変です!
マーケターという職業があるくらいですから…
ペルソナマーケティングといって、ターゲットとなる顧客層をより具体的にするための、実在する人物のように詳細に設定して人物像を作る手法があるのですが、これがとても難しいんです!
だって友達でもない人のことなんて知らないよおおお
自分のターゲットが友達の中にいればペルソナを作りやすいんですけどね…
私のブログではターゲットは
・絵の悩みを持つ人
・エロい絵に興味がある人
なのですが、プロの方に「曖昧ですね」と言われました…
もっともっと具体的にします!!
私の作品を欲しいと思って下さる方のペルソナなんて更に分からない…!
教えてあげるよ!という方がいらっしゃったら連絡ください!!!
5.教える力
絵に関係ないじゃん?と思われましたか?
実は人に教えることによって、知識や経験はしっかりと定着していくんです。
絵が上手くなりたい!絵で食べていきたい!という人はたくさんいます。そういう人達の助けになれたら、確実に大きなバックが来ます。
「信頼」を得ることができます。
口コミにおいて信頼度はとても強いです。
「教える力」は、作品そのものが気に入ってもらえない場合でも、人から評価される能力です。
武器は多いに越したことはありません。いつ誰とどの様な形で仕事をすることになるか分からないのですから。
まとめ
絵で食べていくには、けっこう色々なことをしなければいけないと痛感しています。絵以外のことを頑張ってきた人は、むしろそれが武器になりますね。絵ばかり描いてきた人は…苦手分野があるとまず自覚して一緒に勉強していきましょう!