菅原千明プロフィール

エロい絵が描きたい!素直な子ども時代


エロギャルの絵
初めましてイラストレーターの菅原千明です。

私は幼少期からエロくてセクシーなフェチな絵ばかり描いてきました。

露出の多いのはもちろんのこと、
透けていたり、服が破けていたり、表情が照れていたり挑発的だったり、体を触り合っていたり、
緊縛物や触手物まで描いていました。なんと5歳くらいから…!

当然人前では描けず、罪悪感すら持ち続けていました。

でもワクワクして、こっそり描くのはやめられませんでした。

大学入学から一変!絵が描けなくなる


表向きは普通の絵の好きな子で、学校でも毎日絵を描いていました。その後一浪したものの最難関の東京藝術大学油画科へと入学しました。
そこでは絵を描くことが日常でした。

しかし、ただ描いて人に見せるだけでは終わらず教授たちに
「何故これを描いたのか」と問われる日々。
やがて、ある問題に直面します。

表向き用のライトな絵では描いた動機が薄っぺらくなる…
かと言って、こっそり描いていたエロい絵達を人前にさらして、「すごく描きたい衝動に襲われるから描きました!」とも、いくら本当のこととはいえ、恥ずかしくて言えない…

ガゼルの絵大学時代に描いた絵の中で比較的評価された一枚です。描いた理由を聞かれてなんと答えのか、もはやよく覚えていません。

「何故これを描いたのか」問われる日々は続く


たったこれだけのことですが、悩みすぎて絵を描く手が止まってしまうようになってきました。
自分でもだんだんと「表の自分」と「裏の自分」が、2つに分かれていってるのを感じました。
エロい絵は今まで通りこそこそ描けば?と思われるかもしれませんが、どうしても描き進めることが出来なくなったんです。

大学では作品を作ったら何故作ったか理由を述べなければいけません。
頭の悪い私は、理由づけができず、理由の無いものは描いてはいけないのでは?という思考に陥っていました。
(実際、作品を発表する「講評」という発表会で、自分の作品について何も話せないと矢継ぎ早に質問、場合によっては批判もされます。)

表向きの絵の方だと、例えば大きな動物の絵を描いて、「迫力に感動したから描きました。」でも一応筋は通っているのでやり過ごすことができます。
しかし裏の自分…エロい自分?自分のエロさ?は、本音すぎて恥ずかしいというか、何だか裸で大勢の人の前に立つようで、しかも、「何で裸でいるの?そして何で貴方の裸はこうなってるの?」と聞かれても答えにならないことを聞かれている感じがして、どうしても描けませんでした。
もうちょっとM気質だったら、羞恥プレイとして解決したのかなとも思うのですが…

いつの間にか「表の自分」が「裏の自分」をすっかり覆いつくしていた


手で覆われる少女の絵こっそり誰にも見せないつもりで描こうとしても、「どうして描くの?どうしてどうして」と、いつも見えない何かに質問されて考えてしまって、でも答えられず手が止まってしまいました。

絵についてプレゼンが出来なければ描く資格はない?
大学だけではなく、私が関わったアートシーンでは、そういう「何故?」と問われる局面が多かったと思います。

当然といえば当然なんです。
いずれプロになるのであれば作品は「商品」
作った人は「商品について説明」しなければならないから。

しかし私はどうしてもそれができなかったんです。
何故か…必死で考えました。
もう取り繕った絵は嫌だ、エロい絵を伸び伸びと描いていた頃に戻りたい!という一心で。

東京藝術大学を無事卒業。しかし「裏の自分」は帰ってこなかった


環境のせいで描けなくなったのかとも思いました。
しかし、大学を卒業して確かに少しはエロさを出せるようになりましたが、基本的には手が止まってしまうことが続きました。
大学に入る前の私の裏の絵を知る人は、やはり、「変わってしまったね…」と言うのでした。

エロくない方の絵は評価されたりされなかったりで、評価されたとしても少し複雑でした。
悶々としながら、他に得意なこともやりたいこともなかったので絵の仕事をポツポツとやっていました。
絵の仕事は、自分の悩みなど置いておいて、完全に依頼主の方に喜んで頂くことだけを考えて出来たので一心不乱になれて良かったです。

でもやはり「裏の自分」は満たされず、かなり自己否定に陥っていました…。
「裏の自分」が描くものだけでなく、好きな物や考え方まで否定する様になっていました。

絵を描くのが辛い!全力で逃げた


自己否定ばかりしていたせいか、周りには私を否定してくる人ばかりになっていました。
今思い返すと、「なんであんなに偉そうなことを言われなければならなかったのか?」不思議に思います。
「下手だねー笑」「うまい絵を見たことないんだね」「趣味が悪いのを思い知ったら?」などなど挙げたらキリがないのですが、評論家ではなく友人や身内から言われていました。

でも「全部自分が悪い…私が良い絵を描けないから…」
そう思っていました。

ある日ついに心が崩壊して、絵を描くバイトを逃げ出しました。

真面目な自分にとって初めての許されざる行為でした。

動機やめまいも知らないうちにひどくなっていたので病院に行ったところ、いろんな数値が弱まっていました。

そして同時期に「全然笑っていないから一緒にいて辛い」と、懇意にしていた人から絶縁されてしまいます。

どこで間違ったんだろう?と思いました。

好きなことをしてみたら変わった


そんなときでも優しく話を聞いてくれた友人たちがいました。
これまでのことを話します。
否定せず、ただ聞いてくれました。今も感謝しかありません。

すると

「今まで気になってたところにでも行ってみたら?」
とアドバイスをくれました。

真面目に「絵関係」のこと以外しないできた自分にとってあまりに意外な発想でした。

フッと頭をよぎったのは
「ストリップ劇場」
でした。

ストリップ劇場はずっと昔から気になっていました。
女の人が美しい衣装を幻想的な空間で脱いでいく…

夢が膨らんでいました。

でも絵も描かずに遊んでいる場合ではない!と、遠ざけてきたのです。
ましてや女性が行っても良いものなのか…

悩んで立ち止まってしまったら今までと同じだと思い、
思い切って一人で行きました。
友人の言葉を聞いてから半日後です。

そこで…夢みたいな時間を過ごしました。

久々に心から
「女体が描きたい!」
と思いました。

それからは気になったら即行動!で、いろんなところに行きます。
緊縛ショー、SMバー、女装イベント、コスプレイベント、ケモナーイベント…

そこでは自分のフェチを表現して美しい姿でキラキラしている人がたくさんいました。
実社会では隠している人、特殊な仕事についている人、様々です。
しかし「肯定感」にあふれていました。

自分の悩みなんかとても小さく感じました。

描きたい理由は描きたいから!


カクテルで水浴びする少女の絵自分が絵について説明できない理由を考え続けた結果、1つの結論に辿り着きました。
それは、絵を描くことは自分にとって排泄だと言うこと。
日記や呼吸という表現も近いかもしれません。

何かを感じ、吸収し、素直に思ったことが、言葉ではなくイメージで現れてくるんです。
それにいちいち、何故?と問うのはやめました。
仕事で依頼された絵に関しては、ここが見せ場でここが見せ場を引き立てる部分で、だからこういう配色です、などと説明できます。

ただ、描きたい!と急に浮かんだイメージは、排泄のように一刻も早く外に出したいという根源的な欲求なのだから、もうとにかく出せばいい!出してから考える!と開き直ることが出来ました。

その境地に行くまでは結局10年くらい掛かりました。
でも、願い続けてきたから辿り着けたと思います。

きっかけは「自分の好きなことをする。そしてそれを否定しない。」という簡単なことでした。
でもそれが分からなかったりできないで苦しんでいる人がたくさんいます。

「自分の好きなことをする。そしてそれを否定しない。」

これをモットーにしてから、楽しく生きている人ばかりが周りに集まってきた気がします。

同じように制作を「排泄」と考える排泄せずにはいられない夫と出会うこともできました。

持ち込み、賞の応募、人に教える、フェチな場所に行く、アウェーな場所に行く…など、色々なことをしてきました。
画力の向上以外にも様々な経験をしたことによって、気づけば気持ちよく絵を描く為の沢山のノウハウ、仕事につなげる為のノウハウ、楽しくインプットする為のノウハウ、おまけに恋愛や育児についての知識まで、沢山のものを得ることが出来ました。

このサイトでは、皆さんに「気持ち良く描いてもらう」ことを目標に、私の経験や知識が役に立てばいいなと思って、運営しております。

随時ご質問やリクエストなど受け付けております。(もちろん少しエロな話も)

作品一覧→https://www.chiakisugawara.com/

グッズ一覧→https://tigerfly.thebase.in/