絵がグンと上手くなる魔法の様な方法はないかな〜…と思っているあなた!
そんな方法が実はあるんです!
それは…
描いた絵を遠くから見ること
これだけです!
まずは離れて見てみよう
絵は近くと遠くで2度見られます。どちらかというと大切なのは、実は、遠くから見るときの視点なんです。
壁に飾られた絵は、まず初めに遠くから見られます。
つまりこれが、絵の第一印象を決めるのです。
絵を初めから長い時間近くで見るのは、絵を描いている本人だけです。
描いている絵を離れて見ることで、初めて、その絵を見てくれる人の視点に立つことが出来ます。
言い換えれば、客観性が生まれるのです。
近くで凝視している時には見えなかったものが見えてきます。
ネットで公開する物の場合、サムネイルにした時が、離れて見たときの視点と言えます。
離れて見たとき、その絵はどう見えましたか?
意外と、一生懸命描いたところがメリハリが無く見えたり、ほとんど手をつけてない部分に良い味が出ていたり、近くで見ていた時には気付かなかったことに気付けると思います。
特に絵も後半に差し掛かると、一つ一つのタッチが及ぼす影響が大きくなってきます。
ここで近くでずっと見ず、こまめに離れて見ること。
手を動かす回数は減り、観察する時間が増えます。
一筆描いては15分以上考え、そしてまた一筆だけ描く。
今まで時間を掛けた、良い部分を壊さないように。遠くから眺める。
いっそ本当に描くことから離れて、食事や睡眠、外出など違う事をして、物理的にも心理的にも絵から離れてみるのもオススメします。
そしてまた新鮮な気持ちで絵を見る。
見る、見る、見る、離れて見る。
そうすると、どこを直せばいいのか、絵が勝手に教えてくれるようになります。
私はこのくらい離れて見ています。
そして直す時も離れながらがいいのでこんな姿勢で直します。
すごく近寄って見てみよう
今度は逆に、離れて見たときは良いけど、近寄ったときに物足りなかったり、あらが見えてしまって、良くないと感じてしまうことへの対処です。
今度はミクロの世界に入っていくイメージで、ものすごく画面に近寄って見て見ましょう。ディテールに神は宿ると言います。
奇麗なタッチの中に、浮いている荒いタッチが見えてきたら直します。
直しすぎるとどんどんアニメのベタ塗りみたいにフラットになってしまうので難しいところですが、そうなりそうだったら離れましょう。
特に細かいところは針のように描きましょう。小さいものは見過ごされがちですが、ちゃんと立体感をもたせましょう。
ピントをずらしてぼかす表現をする時も、しっかり対象物の構造を理解して、うっすらと少〜しだけは描き込みましょう。
スキャナーで取り込んでPC画面上で見たとき、プリントアウトしたときなども、すごく気になる粗が見つかったりします。
離れて見た時に良いと感じたら直さずそのまま、やはり邪魔に感じたら、修正。
繰り返してみます。
まとめ
絵を離れて見ること、近寄って見ることで、いつもの描いている視点とは違う視点に立って見れるので、上達に繋がります。
また、この視点は、デッサンをしていてモチーフを見る時にも使います。
また別記事でご説明しますね。
あなたの絵がどんどん上達することを願っています。