絵を描くとき、その絵がどんな風に飾られたら嬉しいか考えていますか?
例えば、
カフェの白くて大きな壁に飾って欲しい
可愛いピンク系の部屋に飾って欲しい
ごちゃごちゃしたオモチャ屋さんのディスプレイみたいに飾って欲しい
…など
描きながら、絵がどんな風に飾られているか想像すると、それに相応しい感じにまとまりやすいですよ。
今回は、完成した絵の飾り方について紹介します。
- 絵を額縁に入れてかっこよく飾る
- 作品をインテリアとしてさり気なく飾る
- 実際に飾ってみる
- インテリア作品参考例
1.絵を額縁に入れてかっこよく飾る
絵は額に入れるとめちゃくちゃカッコよくなるってご存知でしたか?
額はフレームの太い物から華奢なもの、シンプルな物からデコラティブな物、色も銀や金からナチュラル系まで、とても幅広く種類があるんですよ。
形も通常の四角から、丸型、中にはハート形まで!
額縁コレクターになりたいくらい、額は面白い物が沢山あります。
大規模な画材屋さんの新宿世界堂には、「額縁のフロア」があるくらいです。
規格のある額だけでなく、オーダーメイドも受け付けていますよ。
普通は完成した絵に合った額を購入するものですが、先に素敵な額を用意して、「この額にはどんな絵が合うかな〜」と想像して描くのもおすすめです。規格が変わっているものも描きがいがありますね。
奮発して、高い額を買うのもいいですが、オークションやフリーマーケット、骨董市やリサイクルショップなどで、古くて安い額も買えたりします。
額縁を自分でリメイクしても楽しいです。リペイントしたり、貼ったり、削ったり…
良い額が手に入ったら、部屋に立て掛けてみましょう。
過去の作品などで合いそうな物があったら入れてみましょう。
こうする事で絵を客観的に見られるし、額に負けないくらい絵を強くするにはどうしたらいいか?という目も鍛えられます。
2.作品をインテリアとしてさり気なく飾る
かっこいいと思うインテリアの写真を見てみて、絵のディスプレイを学んでみるのも参考になります。
絵の飾り方は大きな絵を額縁に入れて飾る王道だけではありません。
とても小さな額に入れて、ずらっと壁に並べたり、インテリア小物たちと並べて写真立てに入れて飾ったり。
こちらは古時計入れに小物と並べて置きました。
インテリア、という文字も入れて検索してみることで、絵が主役でありながら、他の物も際立つ、面白いディスプレイが見つかりますよ!
3.実際に飾ってみる
描いたらそれで終わり、もしくは展示や公募に出す、という人も、一度身近な所に飾ってみて下さい。
大体ギャラリーなどの展示用の壁や部屋いうのは完全に絵が主役で、真っ白で余分な物が全くなく、照明も絵を照らす為の簡素な物になっています。
そうではない空間に絵を置くと、また違って見えます。
自分の家や誰かの家、お店など、特別ではない場所に飾ってみて下さい。
その空間が別世界になったみたいになりますよ。
4.インテリア作品参考例
参考までに私が制作したインテリア作品を挙げていきます。
身の回りにどんな作品を置きたいかを考えてみると、作品づくりのきっかけができたりします。
今回はリメイク・手作りした私のオリジナルインテリアを紹介します。
鳥の形のフック
元々は全然違う鳥の絵が描かれていた木製のフックを自分で上書きしました。
1.全て覆うように白ペンキを塗る
2.アクリル絵具で鳥や枝の絵を描く
3.大きなフェイクファー、羽根、リボン、ラメの紙で尻尾とたてがみを作る
4.目につけまつげをつける
5.ニスでコーティングする
完成です!
木馬
元は何も描かれていない木馬に絵を描きました。
1.2.は鳥と同じ手順で馬の絵を描きます
3.フェイクファーでたてがみを作り、レースで尻尾をつくる
4.アクセサリーで飾る
5.最後はニスで完成です。
トルソ
こちらも何も描枯れてないマネキンに鳥と馬と同じ手順で絵を描いて、レースを貼って作りました。
下にランプを設置しましたがランプとしては使ってません。ただの飾りです。
湯のみ
こちらは簡単!虎の絵が描いてある渋い色の湯のみに、虎の絵を残してピンク色のペンキを塗りました。
温度計
こちらは馬の形の温度計にアクリル絵具でペイントしたり宇宙柄の紙を貼ったりました。
トラ
こちらは真っ白の陶器のトラにアクリル絵の具でペイントしました。
ウサギ
こちらはウサギ型マウスパッドにペイントして、パールをつけました。
芝生
こちらは発泡スチロールの球体や円錐体に、ホームセンターで売っている乾燥した苔のような物を貼り付け、人工芝の上に並べました。
その上に虎の人形を置きました。周りにはビー玉や水槽に入れるフェイク植物なども置いてあります。
ランプ
こちらはランプのシェードの骨組みに
1.上記のホームセンターの苔を貼ったり糸でくくりつける
2.フェイク植物を貼る
3.レースを貼る
4.全体的にグリーン系のアクリル絵の具でペイントする
5.透明なビジューパーツを貼る
6.ニスで仕上げ
で完成させました!
枝とツル
こちらは山に生えていた一本の木を頂いたのでそれとフジのツタを天井に這わせ、電飾や鳥の飾りや、アクセサリーを吊るしました。
ここに挙げたものたちは、100均やホームセンター、リサイクルショップなどで手軽に手に入るものばかりです。
でも、鳥のフックに使った羽根は、動物園のフラミンゴの落ちている羽根をかき集めたものです。
そういった落ちているものを拾う場合には、しっかり消毒してくださいね。
まとめ
インテリアはお値段が高いものも多いですよね。自分でリメイクして作るとオリジナルなものが作れるし、また絵が行き詰った時に気分転換にもなりますよ。