貴方の絵に対する沢山の意見に、わけが分からなくなることもあると思います。
どの意見を取り入れるか迷ったら、参考にして頂ければ幸いです。
スルーしていい意見
1.自分の話ばかりしてくる
2.決めつけて話してくる
3.批判のみしてくる
1.自分の話ばかりしてくる
つい意見を語っていると饒舌になってしまうものです。
でも、相手の話に耳を傾けて受け入れなくては…と、全てに頷く必要はありません。
ただ話がしたいだけの場合もあります。
聞いていて疑問や矛盾を感じたら、質問しましょう。
あなたのために話してくれているなら快く答えてくれるはずです。
質問をスルーされ続けたり、聞きたいことととあまりにズレた返答が返ってきたら、おかしいと思っていいでしょう。
2.決めつけて話してくる
自分のようになってほしくないから、自分の経験談を活かしてほしいから、そういう思いで意見を言ってくれる人もいます。
先人の意見はとてもありがたいのですが、注意して欲しいのは相手の方が、「あなたもそうなる」という前提で話しているかどうか、という点です。
相手はどこまであなたと、あなたの悩み、長所、やってきたことなどについて知っているでしょう?
明らかに知らないで話している、違う世界の話をしていると感じたら、取り入れなくていいのです。
3.批判のみしてくる
例えば「絵を楽しんで描けなくて悩んでいる」
という問いに対し
「大げさだ。向いていないのでは?」とだけ言う…
何枚かの絵を観覧して、
「全部ダメ」
とだけ言う。
アラを探して並べるだけなら簡単で誰でも出来ます。
むしろ自分で分かっている欠点をただ指摘されるだけでは、あまり得るものはないですよね。
そこから抜け出したくてアドバイスを求めているのに。
少しでも目から鱗が落ちる批判ならいいのですが、もう十分聞いた沢山だ、と思う内容ならば、そっと離れても差し支えありません。
今度は対照的に、聞いておきたい意見です。
1.よく話を聞いた上で意見をくれる
2.具体的な解決策を出してくれる
3.成長を見てくれる
1.よく聞いた上で意見をくれる
大抵誰かに作品を見せる場合は、あなたの作品を見て、そして意見を言われる物ですが、誰かの作品に意見を言うときは大抵、その人の作品をじっくり見た後、すぐに意見を言うものですが、もし沢山作品のあなたの作品についてたくさん質問をしてくれたり、あなた自身の話を聞いてくれようとしてくれたら、その人は貴重な人です。
何故この作品が生まれたか、どこに向かおうとしているのか、それを加味した上で意見を言おうとしてくれています。
単にあなたのことが気に入っているだけの場合もあるので一概には言えませんが、有益な意見として取り入れられる可能性はかなり高いでしょう。また、人に話すのは自分自身の整理にもなるので、聞いてくれる方がいたら積極的に話してみましょう。新しい発見をするチャンスです。
2.具体的な解決策を出してくれる
何か意見を言ってもらえるのはありがたいのですが、批判されるだけで終わるならば、正直たくさんの同意見はいらないですよね。
欲しいのは、「どうすればそうならないか」「何なら良かったのか」「ここがダメであそこはいいの何故か」など、細かく具体的な対策です。
本来ならば自分で考えなければならない領域ですが、ありがたいことに、そんな大事なことをアドバイスして下さる方もいらっしゃいます。
3.成長を見てくれる
あなたの考えや歴史をトータルで見て、その上で意見を下さる方もいます。
昔は良かった、と言われてしまう場合もありますが…
でも今後の期待を込めたアドバイスをくれる場合が多いです。
昔の欠点を克服出来てることに気付いてくれたりしたら、本当によく見てくれている人です。
とにかく時系列で見てくれる人、覚えていてくれる人、今後に期待してくれる人、これらの方々の意見はとてもプラスに働くでしょう。
逆に良く見てくれてるからこそ、厳しいことも言ってくれます。
それを聞いてヘコむ事はあっても、反発心は生まれにくいと思います。
まとめ
素晴らしい助言はできないかもしれませんが、なるべく私も「話を聞き」「具体的に」「今後の為に」に何か言えるように心掛けています。
例えば、どうしてこの絵を描き始めたか、画材を変えてみるにしても、どんな物が良さそうか、参考になりそうな作家は誰か、…など、沢山の情報を知らないと、相手にどう受け取られるか分からないので、逆にあまり沢山のことは言えないです。
意見は成長のために聞くものであって、自信を失うために聞くものではありません。こちらは自分軸をしっかり持って意見を取り入れる方法を書いています。
→自分軸を持てる!アドバイスの取り入れ方2つ
スルーして自分を守ることも必要ですよ。