誰しもフェチはある?
性的嗜好だなんて…と、恥ずかしがらずに聞いて下さい。
あくまで真面目な、色気があって魅力的な人物を描く為の近道のお話です。
表情については非常に大切なのでまた別にお話しますが、体、コスチューム、キャラ設定、シチュエーションなど、もっと大きなくくりでのフェチについてです。
多くの男性や普段からアダルトに触れている方は、もう自分のフェチは分かっているかもしれません。
多くの女性や、フェチなんて無い、ノーマルだよと思っている方にも、ちゃんとフェチはあります。今回は少し発見の手立てになればと思って書きました。
質問です。
今までで1番ドキドキした恋愛に関係する事はなんですか?
思い出せるだけ思い出して下さい。
自分の恋愛だけではなく、恋愛の映画、漫画、小説、ゲーム、音楽、何でもです。
恋愛のドキドキ=色気に繋がる
沢山種類がありすぎても絞る必要はありません。むしろ、法則や関連性はあまり探さなくていいです。
そのドキドキを形にして下さい。
好きな人の顔を描いてもいいし
好きなキャラの絵でもいいし
気になった衣装を別のキャラに着せてもいいし
印象的だった背景を人物より大きく描いてもいいし
グッときたセリフを吹き出しに描いて話させてもいいし
抽象的な模様だけを描いてもいい
「ドキドキ」を形に表す頭と心と体の回路をこれから作っていって下さい。
ドキドキ体験を思い出しながら描くことによって、またドキドキすることができる。
ドキドキの追体験です。
これが創作の気持ちが良いところの1つだと思っています!
なので、とにかくドキドキ体験を思い出してそれをドキドキしながら描く練習をしましょう。
ミュージシャンが気持ち良く歌っていると歌を聞いているこちらにまでその気持ち良さが伝わってくるように。
絵を描いてる人が気持ち良く描いていると気持ち良さは人に伝わります。
なるべく自分だけの変なドキドキを思い出して下さい。王道ではないからと恥ずかしがらないこと。独創的になれます。
ちなみに私の場合は…
夏の夜のごちゃごちゃした街の明かり
冬の朝の冷たい空気と湿った窓 毛布のにおい
手を繋いだ時のすべすべした感触
お気に入りの革のスカートのツヤツヤの黒
唇のプニプニ感
漫画「笑う吸血鬼」の花火の中のキスシーン
ほとんどエロくもないしフェチでもない?!って思われたかもしれませんが、「ドキドキ」感があればいいんです。それも、自分がドキドキできるもの。
恋愛絡みなんだからそれだけで性のにおいがするものです。
自分だけのドキドキを見つけて形にすると、色気に普通ではない強さが出ますよ。
形にしたいドキドキが背景や小道具や抽象画ばかりだという方は、人物を小さめに入れたり、後ろ姿にしたり、手だけにしたり…などの工夫の余地があります!
まとめ
人物をバーンと描くだけが絵ではありません。自分の趣向が立派な武器になります。否定なんて勿体無いから絶対しないで下さいね!
こちらも合わせて頂くと更に発見があるかもしれません。