自分には描きたい物がない。だから絵が描けない…それは誤解です。
さあ絵を描こう!と思っても、何を描いたらいいか分からなくなって手が止まってしまう方もいらっしゃると思います。
基本的に好きな物をモチーフにするか、好きなことをテーマにして描いたらどんどん描けると思います。
好きこそ物の上手なれ、ですね。
モチーフとは絵の題材のこと。人物、静物、建造物、風景、など。→絵は何から描いたらいい?モチーフについて
テーマとは絵の主題のこと。モチーフを以ってして、自分の思ったこと、感じたことなど、作りたい動機となった形の無いもののことです。
でも描きたいものや、形にしたい気持ちがいつもあるとは限らないですよね。
自分は無趣味だし…今特に好きな物も関心のある事も無いし…
そう思ってしまっても大丈夫です!
手軽に描き始められる方法をお伝えします。
1.どれでもいいから写真集を開いてみる
2.どれでもいいから小説を開いてみる
3.好きな音楽をヴィジュアル化してみる
4.昔のメモや落書きを見てみる
5.白状しましょう。好きな人を描いてみる
6.公募展を探す
7.仕事を探す
以上が好きな物が見つからなくて描けなくなっている時にオススメの方法です。
1.どれでもいいから写真集を開いてみる
お家に写真集はありますか?なければ雑誌でも大丈夫です。
適当にページを開いてみましょう。
2.どれでもいいから小説を開いてみる
写真集の時と一緒です。なるべくならお気に入りの方がいいですが、手元に無ければ何でもいいです。
そして適当にページを開いて、今度は目に付いた文章から発生したイメージを描いてみます。
3.好きな音楽をヴィジュアル化してみる
好きな曲を、ゆっくり味わって聞いてみましょう。
それに、既存のものではなく、MVをあなたの絵でつけるなら?
アニメにしなくていいんです。瞬間的に使われる静止画の一部を仕事で描かせてもらえることになったと妄想してみてください。
もしくは、主旋律はこんな色、ベースはこんな形、ドラムはこう…と、聞こえてくる音をイメージに置き換えてみるのもいいでしょう。
私はピアノ伴奏が蝶々が沢山飛んでるみたいだなって思うことがあります。あと、張り裂けそうなギターのギューインという音は、カミナリみたいな形をしてそうだと思ったり。
4.昔のメモや落書きを見てみる
きっと、これらがあまり手元に残ってない方は、整理整頓上手な方でしょう。
しかし、少し前に構想した絵のメモくらいは残ってないでしょうか?
物を取っておく方は、1年前のメモなどが見つかるかもしれないですね。
私は絵のメモは長い期間取っておくので、ふとした時に前に描いた構想を見て、今の自分には思いつかない!と、新鮮な気持ちになったりすることがよくあります。
5.白状しましょう。好きな人を描いてみる。
誰かに見られたらと思うと恥ずかしくて死にそうですが、これに勝るモチベーションはなかなか無いと思います。(人によりますが…)
好きな芸能人でもいいです。
私は好きな芸能人をモデルに人物画を描くと、成功率と仕上がりが格段に違います。
好きなキャラクターを描いて二次創作も良いと思います。でも思い切って、その好きなキャラクターをモデルにしたオリジナルキャラクターを作ってみるとか、それこそ好きな人をキャラ化してみるのも、おススメです。
いつしか恥ずかしさを忘れて夢中になりますよ。(経験談)
6.公募展を探す
公募展やコンクールを検索してみましょう。漠然とでもいいです。
世の中には、意外な募集が結構あるものです。
〇〇大賞 賞金100万円、だとハードルが高いかもしれませんが、年賀状コンテスト、だとサイズも小さいしいけるかも?という気持ちにならないでしょうか。
こちらに公募展に応募する歳の注意点が書いてあります。→公募展・絵画コンクールに出す前に
7.仕事を探す
6.の延長線で、仕事を探してみるのもおすすめです。
しっかり長期の大きな仕事ではなくて、地方のお酒のラベルのデザインコンペや、私のアイコンを描いて下さい、などという個人の方からの募集を見ていると、まるで知り合いから頼まれたかの様に自然にアイディアが出てきたりします。
もし良いアイディアだと思ったらそのまま応募してもいいし、自分の作品に活かしてしまうのもいいですね。
以上の方法は、どれも“連想ゲーム”みたいな物です。どうしても何も連想できなかった時は、こちらも参考にして頂けると幸いです。
→貴方の絵の長所が分かるフェチチェックテスト