皆さんはどんなソフトでCGの絵を描いていますか?
私はPhotoshopとIllustratorを使っていたんですが、CG絵描きの友人から「描きにくくない?」と言われ、確かにもっと手塗りの感覚でできないかなと思って、勧められたSAIを使おうと思いました。
しかし!私はmacユーザーなのでSAIは使えませんでした…。
painterは高いし、「手描きっぽくCGで絵を描くこと」をずっと諦めていたのですが、ようやく理想のソフトに巡り会えたのです!
それは…
「クリップスタジオ」です!
安心と信頼のお絵かきソフトはこれ【CLIP STUDIO PAINT】
今回は私がハマってしまった機能を紹介しながら、CGで絵を描くことについてお話しします。
1.絵の具濃度調節
2.にじみ縁水彩
3.パステル
4.囲って塗る
5.透明ピクセルをロック
6.下のレイヤーでクリッピング
アナログさんがCGを使うときの一番の懸念は「CGでは手描きのようなタッチができないのでは?」ではないでしょうか?
クリップスタジオには手描き感覚に使える画材がたくさんあります。例えば…水彩、墨、コンテ、チョークなどです。
これらに加えてユーザーの方が作り出したツールがごまんとあります。
デフォルトでも十分に使いやすいのですが、かすれなど表現したい場合は手作りツールを探すと理想のものが見つかります。
こんなにいい筆無料でいいの?という感じです。
背景素材や特殊ブラシ(レースなど)も豊富で、本当に助かります。
作業効率アップは間違いないです。
では便利だったり優秀な機能についてお話しします。
1.絵の具濃度調節
こちらを低くすると、透明度(透け具合)が高い塗りができます。アナログでは透明な色を重ねて絵作りしていくことが多いので、近い感覚でできました。コピックの00がつく色を下地にジワジワと塗り重ねる感覚が、CGでも味わえて嬉しいです!photoshopと違って下に先に塗った薄い色が、上から重ねた色に自然に馴染んでいく感じで使いやすいです。しかもアナログより濁らないという…色に迷いがある時でも気軽に使えます!
2.にじみ縁水彩
水彩ツールで驚きのにじみが作れます。これがデフォルトで入っているのはありがたいですね。このツールで、カラーインクを使ったセーラームーンのスカートのような美しいにじみを目指すことができます。
3.パステル
チョークなどもいい感じですが、アナログ線ぽいザラっとしたタッチができます。デコボコが大げさすぎないのがいいです。画用紙に鉛筆で描いたみたいな感じなので、アナログ絵をスキャンで取り込んだときの補正にピッタリです。こちらの絵の主線はパステルで描いています。
4.囲って塗る
こちらは塗りつぶしツールの優れ機能。塗り残し箇所があるときに、ぐるっと投げ縄ツールで囲うようにして塗りたいところを選択して塗ることができます。
5.透明ピクセルをロック
こちらはパレットにある優れた機能。下地をしっかり作って、その上にはみ出させないように描いていく時に便利です。透明部分を塗っても色がつきません。はみ出しを気にせず伸び伸びしたタッチで描けますね。
6.下のレイヤーでクリッピング
上の「透明ピクセルをロック」の機能と似ているのですが、下地レイヤーの上に別レイヤーを作って描き込む時に、下地レイヤーからはみ出なくする機能ですね。実際ははみ出していても見えなくしてくれる機能です。こちらもはみ出しを気にしなくていいから使えますね。
こんな感じで便利な機能がパレットからワンタッチだったり、使いやすいツールがデフォルトで入っているのがまず嬉しいですね。
さらにユーザーさんが作ったツールも種類が豊富です。
私はこともあろうに「SAI鉛筆風ペン」というのがお気に入りです。
ダウンロードはこちらから→https://assets.clip-studio.com/ja-jp/detail?id=1685198
これらがクリスタで描いた、もしくはアナログとクリスタを合わせて描いた作品です。
フォトショップで描いていた時はわざわざノイズのレイヤーを用意し、一番上にオーバーレイにしてかけていたんです。ときには何枚も。
ずっと同じソフトを使っていると手間がかかっていることに気づかないですね。もちろんPhotoshopのいいところはこれからも使います。
もっと作業効率が上がってCGを楽しめたらいいですね。
安心と信頼のお絵かきソフトはこれ【CLIP STUDIO PAINT】