絵の悩み

プロ奢ラレヤーさんに絵をお金にする方法聞いてきた【漫画付き】

プロ奢ラレヤーさんをご存知でしょうか?

Twitterで有名な、「人から奢られることを生業としている」人です。
プロフィールには彼に奢る方法が書いてあります。



「生きててえらい」や、「年収1000万稼ぐ能力より月収15万で楽しく暮らせる能力の方がレア」など、気楽に生きられる名言を呟いていて、いつも勝手に彼の発言で励まされています。
知識と知恵が詰まった現代の賢者的存在の方と認識しています。

何故私がプロ奢ラレヤーさんに奢りに行ってしかも絵の話まで聞いてきたかというと、会ってみたいという純粋な好奇心と、確か当時の奢る時の項目に「僕に聞きたいことがあれば書いてください」と記載があったので、「何か聞いていいの?!」と思ったからです。

ただ奢って雑談するのだって、彼ほど色んな人間に会ってきた人とならとても楽しいに違いないでしょう。

しかし、面白い人な上に何か聞いてもいいらしいとなると、より興味が湧きます。

私の聞きたいことは一つ
「自分が描きたい絵を売ってそれだけで生きていくには?」
です。

イラストの仕事は基本オーダーメイドです。自分発信で描きたいものを描くのとは違い、お客様に喜んでもらえるようにがんばるものです。
自分発信の絵もありがたいことにちょこちょこご購入頂けることはあるのですが…それだけで生きていくとなると簡単ではありません。

自分が描きたい絵を生活費がまかなえるくらい売るには?という質問に対して、なかなか腑に落ちる答えに出会えないんですよね。
趣味にしとけば?ってそれ解決策じゃない!
わがままな、質問だとは承知しています…。
描きたいものだけ描いて生きられたらな〜と甘々なこと考えてしまうんです。

そんなわけでプロ奢さんにお会いしてきました。

さっぱり顔の物腰柔らかなイケメン


早めに着いて緊張して待っていると、来ました!プロ奢さんです…!

まずは挨拶を交わしました。
お声は思ったより低く、動きは思ったより速いです!
表情も豊かなイケメン!
Twitterだと静止画だし分からないですね。

さっそくリーズナブルなお寿司屋さんに行きました。

アートとマーケティング


結構前のことなのでうろ覚えなのですが、こんな流れの会話をしたと思います。

「どんなことしてるんですか?」

「絵を描いています!」

「専攻は?」

「学部は油絵科、修士は美術解剖学でした!」

「解剖学?」

「医学部のご遺体を拝見したり、動物の死骸を教室に持って行って解剖したりします。」

「おもしろいですね…!」

「///」

こんな感じでテキパキとお話しされ、奢る人におもしろいところがないか探っていくプロ奢さん。

いよいよ本題である「好きな絵だけで生活できるようになるには?」を聞きます。

絵も見てもらいます。

「これは難しいですね。」

「…(やっぱり私の絵は売りにくいのか…)」

「アートはマーケティングできないものなんです。」

「!?」

「マーケティングできるならデザインですね。アートではなく。デザインの勉強してお金にするかな〜。そしてそれとは別に、死なない程度に描きたい絵を描かないと」

「!?!?!かっ…描きたい絵を描かないと死ぬって分かるんですか?」

〜ここらへん興奮して会話あんまり覚えてない〜

プ「アートの制作過程そのものにマーケティングはいらないんです。だってそれやったらもうアートじゃないから。」

「」

今まで、さんざん売れること考えないのはただの趣味って言われてきた。確かにそう思う。
でも描きたい物描かないと苦しい。
描くことが排泄であり呼吸だから。

最初は見る人のことなんて考えて描かない。
買う人のことなんて考えて描かない。
そんな気持ちで排泄や呼吸したりする?

絵が描けなくなったとき、してはいけない2つのこと

どうしてこの感覚が誰にも伝わらないんだろう?
売れることを考えるのをサボって好きな絵描いてるわけじゃない。
ただ売り物の比率だけが増えて好きな絵を描けなくなると苦しい。

ずっとこんなことを考えてきました。
マーケティングが上手い人、絵を売るのが上手い人、みんな、そんな自己満な気持ちはいらないよって言ってるようでした。

なのに…

何故プロ奢さんには分かるんだろう…?

頭の曇りが晴れたようでした。
アートの制作過程そのものにマーケティングはいらない
私がうまく言葉にできないことを見事に言葉にされておりました。

このときの感動を超える経験はなかなかありません。

とても価値ある時間と情報を頂いて、帰路につき、この話を漫画にします。
(なんか感動するとすぐ描いておきたくなる)

ツイートが結構リツイートされました。

本当…プロ奢さんに奢ってよかったー!!!

しかし…結局描きたい絵だけで即座に生活するのは難しいということが分かりました。当たり前だけど。

育児で生活の中の時間が減り体力も減り、お金も必要になり、少しテンパっていたと思います。

コツコツやっていくしかありません。
(それとは逆に描きたい絵のイメージは洪水状態なんだ〜!)

最近読書する余裕も出てきたのでこの本も読み進めていこう!

絵が完成しないと悩んでいる人に試して欲しいこと2つ

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今回は絵が完成までいかないことへの対処法についてです。

1.こだわりすぎないで描く
2.今が一生続くと思わないようにする

1.こだわりすぎないで描く


絵がなかなか終わらない…そういう人は結構多いと思います。
あれこれアイディアが湧きすぎて全て途中になっている…という状態ならそんなに悪い状態ではないと思うのですが、「頑張っているのにうまく描けない…終わらない…そんな絵ばかりが溜まってきた…自分は根性が無いんじゃないだろうか…」と苦行になってきている場合はとても辛いことでしょう。

このブログはこんな状態をなるべく回避するためのブログです。

一番のオススメは一旦離れて好きなことをすることですが、完成しないことでストレスを感じてしまうのであれば解決策は…

何度も同じような絵を描く!です。

少しだけ構図を変えたり、色味を変えたり、タッチを変えたりして、なかなか完成できなかったけど執着してしまった絵の連作のようなドローイングのような類似の絵を描き続けるんです。

ドローイングだと思うと失敗も気にならないし、あらかじめ沢山描くと決めているので一枚絵を緻密に完成させるよりも沢山描くことが主たる目的となっており、雑でも未完成感があっても気にならなくなります。

同じような絵を沢山描いていると、いい感じかも?!と思えるものが何枚か出てくるので、それを発展させたり清書したりすると、スルッと完成できたりします。

ラフな絵でも大丈夫なんです。
最初から完成度を高いのを描こうとして自分を追い詰めすぎないようにしましょう。

堅牢な油絵よりサラッと描いたイラストの方に心打たれることなんて、よくありますよね。

私も同じような絵をサラッと描きましたが、一生懸命描いた絵より反応良かったり売れたりしました。

2.今が一生続くと思わないようにする


今の状況が一生続くと思うから、閉塞感で嫌になってしまっているということも考えられます。

つまりどういうことかというと、明日も明後日もずっと同じ時間が与えられ同じように絵が描けると思ってしまっている…ということです。

明日世界が終わると想像してみてください。
もしくは体が動かなくなることを。

今日で絵を描けるのが最後と言われたら…
最後の絵として何が描きたいでしょうか。

私は第3子を妊娠して、会社通いも始め、帰ったら上の子たちの育児して…という生活になったとき、夫にかなり負担を掛けているとはいえ気力体力が落ち、残りカスのようなエネルギーを何に使いたいかと考えたら…

素直に描きたいものが描けました。

将来のため
スキルアップのため
お金のため
売れるため

これらは全て未来に長い時間と体力があることが前提で考えることです。
エネルギーが枯渇した状態になったときこそ、1番やりたいことが見えるんだなと驚きました。

まとめ


絵がなかなか完成しないことがストレスになっていたときは、余計なことを考えすぎていたような気がします。
今では早く続き描きたい!と思えるようになったので、お悩み中の方も解決していくことを祈っています。

人物デッサンが漫画絵っぽくなる…マンガ絵やイラストと絵画の違いとは?

顔のアップ静物は描けるけど、人物になるとなんだか漫画っぽくなってしまう…そんな事はありませんか?

今回はデッサン、主に人物画がマンガっぽくなるのを防ぐためのコツをお伝えしたいと思います。

1.マンガっぽさとは何か?
2.絵画っぽさとは何か?
3.マンガ絵はダメ?
まとめ

1.マンガっぽさとは何か?


マンガっぽいとは、つまり本物の人間っぽくないということです。

そもそもマンガとは、多くの場合見るものではなく読むものなので、絵も文字のように情報を伝えるツールとしての側面が強いものです。

様々な情報を伝えるため、シンプルな線に簡略化され表現を誇張されています。

マンガっぽさの代表例を挙げていきます。
頭が大きい
目が大きい
髪の毛が硬い
手指が雑
変な方向に関節が曲がっている
…など

これらが起こらないように描けば漫画っぽい絵にはならないということです。

2.絵画っぽさとは何か?


では絵画っぽさとは何か?
絵画的と称されるものの多くは綿密に描き込まれた陰影を持つことが多いのです。

漫画のシンプルな線とは対照的です。

また、人物画は漫画のキャラクターと違い、漫画っぽさの項で書いたような人体の過度な誇張はしていない場合が多いです。(デフォルメ表現は除く。デフォルメ表現している人物画こそ、漫画に寄せている。)

デッサンが漫画っぽくなってしまうのは、大きく分けて2つの原因があるから起こります。
それは
人間の体の比率の間違い
人間の体の質感の表現不足

頭・肩・手・歌詞・足の長さや幅の比率のバランスがおかしいことを解決すれば、ぱっと見の漫画絵っぽさはほぼ改善されます。

しっかりと陰影を観察して描写し、人体の質感が表現できれば、人間の存在感を出すことが出来て、絵画調の人間が描けるようになります。

デッサンの描き方でも触れたように、10段階のグレーを探して再現するような気持ちで影をつけていってください。
あとはタッチ(線)を物の形に沿ってひくこと。
丸い物を描いているのに、斜線ばかり使わないこと。

あとは人物の顔の描き方で触れたように、可愛く描こうと思わないこと。

以上を強く意識してみると、変化していくと思います。

マンガ絵はダメ?


マンガっぽくない方が、よく観察した感じは出ます。
しかし絵で重要なのは、魅力的で惹かれるか、だと思います。
特に人物を描くときは、萌えるか?ということも基準の1つになってくると思います。
デッサンの狂いが無くても全く萌えないとなると、魅力は低い絵となってしまうでしょう。
必ずしも上手い絵=萌える絵ではないので。
絵画調もマンガ調も表現の仕方の1つに過ぎないので、やり方ばかりに捉われるのではなく、絵として見たときに物足りなくないか?ということを重視する方が力のある絵が描けるのではないかと思います。

まとめ


人物デッサンがマンガっぽくなるのを防ぐには、
1比率をしっかり測る
2陰影をしっかり描く
他の記事でも書いてるように、基本をしっかりやることで防げるんですね。
しかしマンガ調の絵は悪いというわけではなく、魅力的に描くことができたら、どんな表現の仕方もありということです。
自分にはどんな表現方法が合うか?考えてみるといいですね。